FLAGやビバレージなどアンテナの特性インピーダンスを同軸のインピーダンスに整合させる為には
トランスが必要になります。
上記のアンテナは広帯域なのでトランスも広帯域でなくてはなりません。
16:1、9:1などのインピーダンス変換では変換比が大きくなるほど帯域が狭くなり、特に低域で特性が悪くなるようです。
FT114#77:1コア3線折り返し16:1、純伝送線路4:1×4ヶFB801(16:1)などはMWまではちょっと厳しい結果でした。
FB801で4:1のトランスを作るとSWRに関してはかなり低いほうまでOKでした。損失は測定していないので片手落ちですが(^^ゞ
純伝送タイプだと大型コアで作成すれば低域もグッと伸びるのでしょうが嵩張ります。
そこでミニサーキットのトランスを入手してアナライザでチェックしました。
カタログ通りと言えば身も蓋も無いですがw非常に良好なSWR特性です。
サイズも嘘みたいに小さくてアンプの入力部の小さなスペースに納まります。
16:1と8:1を入手したので近いうちにビバとFLAGに投入してみます。
小型なので地元中波の影響が若干不安視されますがその点も実験ポイントになります。
SWまでで良ければ自作でも全く問題ない特性が得られますので使い分けると良いでしょうね。
図は1コア16:1トランスの0.1-6MHzのSWR特性。